ひとつの答えに決めなくてもいいのです

人と話していると、ときどき、同じことを見ているはずなのに、こんなにも受け取り方が違うんだなと思うことがあるかもしれません。 もしかしたら、そのことに、びっくりしたり、少しだけ疲れたりしてしまうこともあるかもしれません。しっかりしている人ほど、どちらが正しいのか、ちゃんと決めたくなるかもしれません。

でも、正しさはひとつとは限りません。

育ってきた場所や、これまで大事にしてきたものが違えば、同じ出来事でも見え方は変わります。はっきり伝えることがやさしさだと思う人もいれば、言葉を選ぶことに思いやりを感じる人もいます。早く答えを出したい人もいれば、少し時間をかけて考えたい人もいます。どれかひとつが正解で、ほかは間違いというより、見ている景色が少しずつ違うだけなのかもしれません。

 

わたしたちはつい、自分の中の当たり前を基準にしてしまいます。それはたぶん、悪いことではなくて、そうしないと自分の足元がぐらついてしまうからだと思います。

ただ、その当たり前が、誰にとっても同じとは限らないのですよね。

少しだけ見方を変えてみると、相手には相手の理由があるのかもしれないと思えることがあります。すると、すぐに答えを決めなくてもいい気がしてきます。白か黒かではなくて、いまはまだわからないまま置いておく、という選び方があってもいいのだと思います。もちろん、何でも受け入れればいいということではありません。 自分の気持ちまで後回しにしなくていいし、苦しいことを無理に飲み込まなくてもいいです。

ただ、ひとつの答えに急いで決めなくてもいいと思えるだけで、人にも自分にも少しやさしくなれる気がします。

 

正しさは、人によって少しずつ違います。だからこそ、見方を変えてみることには意味があるのかもしれません。きっぱり決めないやさしさも、きっとあるのだと思います。そんなふうに周りを見れる余裕ができたら、穏やかに過ごせるのかもしれません。

 

様々な道

 

投稿者プロフィール

大野 香
大野 香くれたけ心理相談室(愛知 東浦支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(愛知 東浦支部)は、愛知県知多郡東浦町を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、ズームや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

ふっと一息、呼吸をしに来ていただけるよう、相談者様に寄り添い、一緒に解決策を探したり、あなたらしく歩めるお手伝いをできたらと思っています。

心理カウンセラー 大野 香

コメントはお気軽にどうぞ