「〇〇を、しなければいけない」
〇〇に当てはまる言葉は、人それぞれ違うことでしょう。
「仕事をしなければいけない」
「家族を大切にしなければいけない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「ちゃんとしなければいけない」
「完璧にしなければいけない」
あなたの中には、どんな「しなければいけない」がありますか?そして、それは本当に、絶対に「しなければいけない」ことなのでしょうか。一度、立ち止まって考えてみたことはありますか?
本当に「しなければいけない」こと?
例えば「呼吸をしなければいけない」これは、生きていくために必要なことです。人は、呼吸をしなければ生きていくことができません。
では「すべて完璧にしなければいけない」これは、どうでしょうか?本当に、すべてを完璧にしなければいけないのでしょうか。もし「完璧にすること」が好きで、楽しみながら前向きに取り組めているのであれば、それは素敵なことだと思います。
でも「周りから求められているから」「失敗したらいけないから」「ちゃんとしないと認めてもらえないから」そんな思いから、「完璧にしなければいけない」と頑張っているのであれば、一度立ち止まってみてもいいのではないでしょうか。
誰かのために、頑張りすぎていませんか?
自分が本当に望んでいることではなく、誰かの期待や評価に応えるために、「しなければいけない」と思っていることはありませんか?したくないことを「やらなければいけない」「頑張らなければいけない」「我慢しなければいけない」と思いながら続けていると、心の中に少しずつ怒りや不満、疲れなどがたまっていくことがあります。
そして、その気持ちに気づかないまま頑張り続けていると、心や身体の不調として表れてくることもあります。「これくらいできて当たり前」「私が頑張らなくちゃ」「嫌でもやらなくちゃ」そうやって、自分の気持ちを後回しにしていないでしょうか。
自分の人生を生きているのは、自分自身です。だからこそ、自分の気持ちに耳を傾けることも大切なのだと思います。
「しない」を選んでもいい
「しなければいけない」と思っていることが苦しくなっているのなら、一度「しない」という選択をしてみてもいいのではないでしょうか。もちろん、今まで「しなければいけない」と思ってきたことを、最初から全部手放す必要はありません。
まずは、たった一つ。「これだったら、やめてもいいかもしれない」そう思えるものを探してみてください。例えば「今日は完璧じゃなくてもいい」「全部を自分でやらなくてもいい」「嫌なことは断ってもいい」「誰かに頼ってもいい」そんな小さな選択からで大丈夫です。
最初は、不安になったり、ドキドキしたりするかもしれません。「こんなことをして大丈夫かな」「嫌われないかな」「ちゃんとできていないと思われないかな」そんな気持ちが出てくることもあるでしょう。でも、その一歩を踏み出した先には「思っていたより大丈夫だった」「少し楽になった」「まあ、いっか」と、ふっと肩の力が抜ける瞬間があるかもしれません。
自分を大切にするために
「しなければいけない」という気持ちは、これまでの経験や周りの人との関係の中で、いつの間にか身についたものかもしれません。だから、簡単に手放せなくても当然です。「しない」を選ぶことが怖いのなら、無理に変えなくても大丈夫です。
まずは「私は、どうして『しなければいけない』と思っているんだろう?」と、自分の気持ちを見つめてみるところから始めてみませんか?その「しなければいけない」の奥には、「嫌われたくない「迷惑をかけたくない」「認めてもらいたい」「失敗したくない」「誰かを困らせたくない」そんな大切な思いが隠れていることもあります。
カウンセリングでは、そうした気持ちを一つひとつ丁寧に整理しながら、「本当はどうしたいのか」を一緒に考えていくことができます。「こんなことを相談していいのかな」と思うようなことでも大丈夫です。「しなければいけないことが多くて疲れてしまった」そんな気持ちからでも、どうぞお話しください。
あなたが少しずつ自分らしく、心穏やかに過ごせるように。一緒に、あなたに合った生き方を探していきましょう。あなたに、素敵な変化が訪れますように。



