人の感情を受け入れすぎてしまうあなたへ

なんとなく相手の機嫌がわかってしまったり、言葉にされていない気持ちまで、うっすら伝わってきてしまう。

そんなふうに、人の感情を敏感に受け取ってしまうことはありませんか。誰かが辛そうにしていると、自分まで苦しくなったり、その場の空気が重いだけで、心までどっと疲れてしまったり、何かされたわけではないのに、ただ一緒にいただけでぐったりしてしまったりなど、もし、そんなことがあるのなら、それはあなたが弱いからではありません。きっとそれだけ、まわりのことをよく感じ取れる人なのだと思います。

人の感情を受け取りやすい人は、小さな変化によく気づきます。表情や声の調子や、その場の空気など、ほんの少しの違いでも、自然に感じ取ってしまいます。それは、優しさでもあります。

相手に無関心ではいられないことだったり、辛そうな人を見ると、放っておけないことだったり、それはとてもあたたかい心です。でも、その優しさがあるからこそ、疲れてしまうこともあります。

相手の気持ちに近づきすぎて、自分の心まで重たくなってしまうのです。もっと気にしない人になれたら、 もう少し鈍感だったら、こんなに疲れないのになんて、そう思ったことがある人もいるかもしれません。けれど、感じやすいことは悪いことではありません。

人の気持ちに気づけることは、あなたの大切な一部です。 だからまずは、受け取りすぎてしまう自分を責めなくても大丈夫です。しんどくなるのは、あなたがちゃんと感じているからです。それは、何もおかしくありません。

ただ、優しい人ほど、自分のことは後回しにしてしまいがちになります。相手が辛いなら、自分が我慢すればいいし、 空気を壊さないために、自分が飲み込めばいいなんて、そんなふうに思ってしまうこともあるかもしれません。でも、本当は、自分の心を守ることもとても大切です。

その相手から少し離れることや、 ひとりになれる時間を持つことや、今は受け止めきれないと思うことは、冷たさではありません。あなたが、これ以上無理をしないための優しい心の守り方です。あなたは無理に変わろうとしなくていいのです。人の気持ちに気づいてしまう自分を、消さなくてもいいのです。

大切なのは、感じないようになることではなくて、感じたあとに自分を置き去りにしないことです。相手の気持ちを大事にするように、自分の気持ちも大事にしていいですし、 誰かをいたわるように、自分のこともいたわっていいのです。

あなたのやさしさは、なくさなくていいものです。だからこそ、その優しさを自分にも向けてあげてほしいのです。

人の感情を受け入れすぎてしまう人は、きっとたくさん頑張ってきた人です。気を使って、空気を読んで、相手を思って、静かに疲れてきたのかもしれません。でも、もうこれ以上、無理を重ねなくて大丈夫です。

少し疲れた日は、ちゃんと休んでいいのです。抱えきれない日は、そっと距離を取っていいのです。あなたは十分、優しい人です。 だからこれからは、自分にも優しさを向けてあげてください。あなたはあなたのままで大丈夫です。

 

受けやすい

 

投稿者プロフィール

大野 香
大野 香くれたけ心理相談室(愛知 東浦支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室(愛知 東浦支部)は、愛知県知多郡東浦町を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、ズームや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。

ふっと一息、呼吸をしに来ていただけるよう、相談者様に寄り添い、一緒に解決策を探したり、あなたらしく歩めるお手伝いをできたらと思っています。

心理カウンセラー 大野 香

コメントはお気軽にどうぞ