『温かいスープ』
『温かいスープ』という話を知っていますか?
国語の教科書に載っていた話ですが、知らない方の為に、あらすじを載せておきます。
【第二次世界大戦後でまだ日本が世界から嫌われていたころ、私はパリで大学の講師をしていた。日本人ゆえに下宿が借りられずホテル住まいだった私は、毎週土曜、宿の近くで母娘が営む小さなレストランで夕食を取っていたが、月末になると金がなく、一番安いオムレツとついてくる一人分のパンだけ食べるのが常だった。
見知らぬ外国人の学者がお金に苦労していると思ったのだろう、ある晩もオムレツを頼むと、ウェイトレスの娘がパンを二人分持ってきて、一人分のお代で良いという。その数か月後、二月の寒い夜には、料理をしている母親の方が、注文を取り違えて余ったので食べないか、とオニオングラタンスープを私の前に運んできた。もちろん私に食べさせるための嘘だと分かったが、この人たちのさりげない親切はとてもありがたかった。そのため、私がフランス人を嫌いになることはないし、人類に絶望することもないだろう】
この話は授業では勉強しなかったのですが、私は国語の教科書を読む事が好きだったので『温かいスープ』を読んでから、オニオングラタンスープに対し、憧れの気持ちを抱くようになりました。
当時、外食に行ったとしても、オニオングラタンスープのおいてあるお店に行く事が無く、憧れのまま月日は流れました。
憧れの気持ちを変わらず抱えたまま、数年後、とあるお店でオニオングラタンスープを見付けたときの高揚感と初めて口にした感動を未だに覚えているほど『温かいスープ』は、私にとって忘れられない大切なお話です。
それからは、一番好きなスープはオニオングラタンスープとなりました。
トマト系のスープも大好きですが、オニオングラタンスープのあの高揚感はいつまでも変わること無く私の中に存在し続けています。

投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(愛知 東浦支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室(愛知 東浦支部)は、愛知県知多郡東浦町を拠点に心理カウンセリングを承っております。エリア外の皆様にも、ズームや電話等によるカウンセリングにて対応させていただいております。
ふっと一息、呼吸をしに来ていただけるよう、相談者様に寄り添い、一緒に解決策を探したり、あなたらしく歩めるお手伝いをできたらと思っています。
心理カウンセラー 大野 香
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